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張り替え

障子紙は通気性に富み、フィルターの役割をしています。そのため、気づかないうちに汚れますし、陽が当たってやけてしまうこともあります。紙をいつでも張り替えることができることは、他の建具には真似のできない障子の長所です。
年に一回程度は新しい障子紙で、部屋だけでなく気も心もフレッシュになりましょう。
 
1.紙をはがす
障子をはずし、ホコリなどを払い、裏側からハケ、スポンジなどでたっぷりと水をしみこませます。2~3分したら、下から
ゆっくりとはがしてください。
組子(骨組み)だけになったら、水拭き(汚れがひどい場合は中性洗剤を使用)して、陰干ししてみてください。→仕上がりをきれいにするために、紙をはがす前に、紙がどこまで張ってあったかを示す目印をつけておいてください。
 
2.紙を貼る
糊がたれてもいいように、寝かせて作業をします(新聞紙を使うと、インクが障子につくおそれがありますのでご注意下さい)。
上端を折ってセロテープで仮止めし、張り終わった状態にしてみて、曲がりを直します。次に紙を元に戻して糊をつけ、ゆっくりところがしながら貼ります。紙と障子が直接接している桟の部分を軽く押さえて、カッターで切り落とします。
→幅の狭い伝統的な紙もありますが、現在は張りやすい一枚紙が中心になっています。また、紙質によっては、貼り終わってから、紙のたわみをとるために霧吹きをすることがあります。説明書を読んでみてください。
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